戦場のヴァルキュリア |
■ 短評 ■ |
新しいハードで、新しい作品。どんな挑戦的なソフトになるのかと期待をしていた。 結果期待に応え、そのスペックに値する3Dの2Dアニメーションに対する融和が見える作品だった。 |
■ シナリオ ■ |
勝ち戦ストーリー。負け戦萌えもわかる、だがこれがやはり王道。 避けられないのか戦場に死は付き物で、唐突にキャラが死んでいく。 ほんと勘弁してくれよ・・・とか思いながらヒヤヒヤしてた。 物語の華として散る中盤とラストとかは特にサクラ臭が漂います。 適役のキャラ、大原・セルベリアはほんとうにおっぱい。腕を高らかに振り下ろすんだ。 ニヤニヤしながらプレイするんだけど、こいつがチート的に強さで参った。 ( ´ー`)フゥー... 感動のラストはどうぞご自分の目でお確かめください。 良いストーリーだったこれだけでは何を言ってるかわからないだろうけど、 これは良いストーリーだった、それだけは言える。 ホウコ、役の幅広すぎだろ・・・常考。 08/08/08 追記 追加EP1 「イーディ分隊大作戦!」 ランク毎にエンディングが異なりました。Sをとると・・・ED様が・・・。 ランクを上げるために最速で進まなくてはならないから、 イマイチ元をとった気になれないのがこのシステムの悪いところ。 でも、次があるならまた払うぜ!EDさまサイコー。 追加 「ハードEXモード」 ハンパねーぐらい難しい。 08/10/31 追記 追加EP2 「撃て、セルベリアと共に」 ぼくらのセルベリアたんと共に戦場を駆け抜ける防衛戦追加EP。 難なくSクリア出来たのですが、 まぁ追加EP2まで買ってしまう訓練された人たちには裏づけされた実力で楽勝だと思います。 2戦あって、3ターン、2ターンで行けました。 本当にセルベリアたんが駆け抜ければあっという間にクリア。 ランク毎でENDが異なるのかは不明ですが、おっぱい攻撃されたました、わはー。 クリア後に追加される「Ruhm」ですが、ED様無双が出来ます。 3戦目の追加ステーシは、お遊びみたいなもんだな。 |
■ グラフィック ■ |
なんと言っても、CANVASシステム。これは凄いね。 3Dなんだけどどこかアニメチック描写。これは逆の発想だと思うわ。 どこまでもリアリティを追い詰める昨今の3D描写も綺麗だと思うんだけど、 この柔らかいタッチで絵かがれるキャラクターなんかは、とても3Dだとは思えない趣がある。 イベントシーンなどはムービー無しですべてCANVASなんだけど、まったく違和感無し。 素晴らしいです。これは次にも生かせるかと。 キャラクターも狙ったり外したり、なかなかユーモラスの面子が揃っていて。 むしろ、ど真ん中のイーディ様は、漏れの中ではセルベリアちゃんに次ぐヒロインでした。 こうして愛着のあるキャラを動かすというのも、一つの目的として成り立っている。 |
■ ヴォイス ■ |
非常に隙の無いキャスティングだと思うわ。主役から端まで。 ぼくらのイーディ様は鹿野優以さん。うん、がんばってるよね。 むしろ声ゲーだと言い切る漏れは。 |
■ サウンド ■ |
OPはまぁ置いといて、豊口のキャラソンが聞けます。 結構ちゃんとした曲で、シーン的にもだいぶおいしい。 BGM等のサウンドも臨場感溢れるサウンドシーンです。 |
■ システム ■ |
SRPGにふさわしいシステム、BLiTZ。 ターン制且つ、何気にアクションという良い所取り。 雨あられな戦場をこれでもかという体験が出来ます。 FPSとはまた違う行動モデルなので、それを期待すると外されますが、 これはこれで、ターン制によりかなり過酷な行動制限があるので面白いです。 「くぐり抜ける」という意識で最短クリアとかのプレイをするとまじでシビレます。 精神的に・・・、キます。 個人的にオススメなのは偵察と狙撃で前方と後衛のバランスでくぐり抜けるが良いかと。 むしろマリーナだけのためにポイントを割り振るんだ。 戦車とか重機関係は、戦車に任せればいいんです。 最後は突撃兵頼みだったけどw |
■ 総評 ■ |
隙の無い作品だった。 ゲームの戦略性しかり、キャラクター陣しかり、物語しかり。 要所をしっかり押さえていて、どこまでも楽しめる、遊ばせて貰えたゲームだった。 ただのキャラゲーかなと思っていたら、そうでは無いし、システムもかなりしっかり作られていて、 非常にゲームとして、よく作ってあると思う。 勿論、キャッチーな要素も見逃せない。 物語を、シーンをひっぱるそれぞれのキャラクターの思惑などは短い幕間の劇にしては、 非常にテンポが良い紡がれていたと思う。 そこに戦闘の挿入なんかはホント、サクラ大戦をよく踏み台にしているなと感じた。 非常に総合的に完成度の高い、PS3初期の良作だと思います。 遊んで後悔するとしたら、時間が吸われていくことぐらいでしょうかw それだけ、熱中出来るわけですが。 |
■ 82点 クラス A ■ |