リトルバスターズ!エクスタシー |
■ 短評 ■ |
どの様な視点で点数をつけるか非常に迷った、非常に微妙なだけに。 微妙というのは、追加要素を加点でいいのか?この作品の本来の目的であるえくすたしー体験は得られるのか? ファーストプレイからそれほど時間が経っていない、という観点が非常につけ辛い要素であるから。 |
■ シナリオ ■ |
以前の内容はこちらの通り。追加要素のみ言及しようと思います。 佳奈多ルートが一番、前作らしい展開だったと思う。 もちろん、葉留佳ルートのバックボーンを共有しているからだけど、 それだけでは無く、あの双子の話の深まる内容についてはやはり良いシナリオだと思う。 異常な環境下でも、姉妹愛は生きていたという証明のお話。 沙耶ルートはいらないよね、ほんと蛇足なんですけど。 単体のルートとしては、まずまずな内容だけど、このリトルバスターズの中では異質。 救われている様で、こっちからしたら報われないなぁと思いが沢山。 個人的に問題な、ささささささ・・・佐々美ルート。 これ痛すぎる。今年の冬に飼い猫の黒猫が死去した漏れには辛すぎる。 なにで泣いてるのかわからん状態になった。 飼い猫から野良に戻り生き残る確立は1/3とのお話ですが、ウチのヌコさまも三ヶ月失踪されて戻ってきたので、 1/3を生き残ったんだなぁとか思い出すとまたホロリ。 ・・・いやまぁ、至極個人的な理由だけど、KEY作品の中ではマコピールートの次に泣けたね。これは泣ける。 ただ、人では無く、共に生きるペットの死というのは人の死という内容と相違無い。 それに対する共感性は誰にだってある事をつくのは非常に痛い。 佐々美様は凄いベタなキャラで良いのですが。 他、追加Hシーンに関して。 十分整合性のある繋がりでした。それ以上ではなかったのが非常に残念。 |
■ グラフィック ■ |
漏れは何度でも言う! すべての異形絵師は、この方の前に道を譲れ! 業界のスーパースター、いたる先生です。さすがです!佳奈多ルートでは力の限りその片鱗を見せてました。 だいぶ、普通になったけどねw OP、EDについては少しの改変程度。 HCG枚数がいつものKey作品だなぁという申し訳程度。 |
■ ヴォイス ■ |
風音さますげぇ!流石! といういつものアレな感じと、 民安ともえさまもくちゃくちゃですにゃーとか思った、思った。 鉄壁ですな第一種ですね。アニメ化する際もこのままでやればいい。 |
■ サウンド ■ |
keyのサウンドチームはやはり力があるなぁという所感。 あらためて聞くと、都乃河のアリスマジックって良い曲だよね。 |
■ システム ■ |
基本的システム。 ベターなシステムだと思うよ、毎度のことながら。 世界の秘密を知っていますか?という一番最初の選択肢は非常に有難かった。 勢いづけの為にも新キャラから回りたかったので。 難易度、普通。多少のめんどくささは否めない。 攻略時間、28時間。 フルコンプですが、多少スキップまじり。 |
■ 総評 ■ |
問題点は、何故後付けのHシーンなのかでは無く、はじめから付けろという事だと思うんだがなぁ。 ただ、販促面から置いて利益を優先すると、致し方無い気は確かにするけど・・・。 ユーザーにはそんなの関係無いので初めから、つけてください。 どんなにKeyのHシーンが薄かろうと、エロくなかろうとそんなことはどうでもいいので付けてください。 というのが前置きだとして、 やはり一年間だけの期間では、内容覚えているから新鮮味に欠けるなぁ。 後からこの世界をのぞいて、わかる点、キャラクターの心境というのは新鮮さを感じるけど、 シナリオの大筋において既存であるが故の、なぁなぁ感がどうしょうもない。 それと、やはりエクスタシーという名前負けっうか、どこに置いていたかという「期待感」。 もう少し濃くても、世界観は壊れないと思うんだけど、まぁ主人公出しちゃってるし、中性的なキャラだからなぁ・・・。 少し、ほんの少しだけど、エロエロ展開はあるんじゃまいかと信じていたので肩透かし。 いや見たいじゃない、いたる先生のすんごいエロCG。想像すら付かないけど。 次回作はあんなんだし、ここでという意気込みを見せて欲しかった。 その点において、このえくすたしーという作品の完成度に疑問が残る。 初プレイであれば、なんの問題も無いだろう、90以上は簡単につけられそう。 また、前作の追加や加点で考えるとしたら、95かなぁ。 でも、現状において個人的な感傷もあり、トータル的な観点からこの点数をつけます。 例え、Keyだとしても。むしろ一般からエロゲゾーンに踏み込むのであれば、 以前の様な作品のエロ濃度でいい筈が無いんだ。 |
■ 78点 クラス A ■ |