ef - the latter tale |
■ 諸注意 ■ |
ef - the first tale.とef - the latter taleを合わせた結果で点数をつけました。 尚、ef - the first taleの感想はこちらです。 またネタバレは全開です。合わせてご了承ください。 |
■ 短評 ■ |
もうminori作品をプレイすることはありません。最後ですので、書かせてください。 つまらないとか、面白くないとか、ならばまだ我慢出来るんだけど、プレイしてて不快になるってどうよ? なんとかアフターとかでも同じ事書いてるんだけど、逆に醜悪だよこの手は。 |
■ シナリオ ■ |
4章までならば・・・。 |
■ グラフィック ■ |
演出面においては前作通りの出来。 つまり、他に類を見ないインタラクティブ。シナリオと画面がという点だけど。 OPムービー、新海誠。最高です。 エンディングから入るアニメーションムービーも新海なのかなこれ。 それも、素晴らしい出来でした、一見の価値はあります。 他にも本編CGの枚数が半端無い。 紙芝居形式から一歩先に進んだ、次世代の形式だと評価できます。 |
■ ヴォイス ■ |
キャスト陣は非常に力が入っており、演技も素晴らしいモノでした。 モノローグ部分とかも、聞いててすんなり心に落ちてくる語り口で良かった以外の何者でもありません。 |
■ サウンド ■ |
一曲変な、違和感のある曲がありましたが、大筋作品にマッチしたものだと思います。 |
■ システム ■ |
基本的システム。 バックログで背景まで巻き戻すのは素晴らしいです。 選択肢が一つだけでした。 攻略時間は8時間。 難易度、易。 |
■ 総評 ■ |
まず、前提として理解して欲しいのが漏れがこの作品を認められないという点です。
チャプターの1から4で、確かに生きる難しさとそれでも掴み取る勇気は示された。 それが基づく、喜びや悲しみの原点は人と人のふれあい。 そのメッセージは受け取れた。 作品のトータル的な演出も一線を確かに画している。 でもそれらが成り立つ土台が死んでる。 最大のポイントが優子の設定。ここで憤慨した。 あーなにも処女じゃないとかそんな理由じゃないよ、今回は。 別にワンツーマンの王道学園モノとかでない限り別にいいんですが、それは。 突き詰めて要点をあげると、虐待と強姦されて尚且つ生きられない点。 幸せとはなにか、生きるとは何かという要素を描くというminoriの意思はわかるよ? そこから歩み出そうとする、夕の姿勢はかっこいいとも思う。 でもそれって結局なにかを犠牲しないと、生きて行けないという事なんじゃないの。 設定の上で殺され、犯されるキャラクターがいる。 現実問題として、間々あることなのか、無いことなのか。 あろうがなかろうが、そんなことでしか。 そんな事が無いと人生の幸せ、生きるという事は見出せないの? なにかが失われるという事は常に痛みを伴う。 痛い事は嫌だけれど、直視せずには生きられない。 だから乗り越える事、挑む事が大切で、それらが繋がり誰かに影響を与える。 なんて誰かに言われないと示さないとわからないことなの? 凄い疑問だよ。なんで20年以上生きている人間達にそれを見せない行けないのかが。 現実は辛いよ、ままならないよ。 百歩譲って、自分以外の誰かが幸せでも自分のそれは変わらないよ。 だから、少なくても物語の中だけでは、そんな姿勢での解釈はされたくない。 こうあればいいなんていう理想論は、 誰かに言われずとも正論として現実に横たわっているのだから。 「おとぎばなしはひとつじゃない」 その名の通り、舞台ふたつ作りましたからー。 これを超展開と言わずに・・・。 ラストチャプターで、作品全体のプレイする意味を失った。 |
■ 40点 クラス D ■ |