エヴォリミット
■ 短評 ■
単純明快な面白さがそこにはあった。
■ シナリオ ■
設定がいいよね。
飽和した地球を飛び立ち火星への移住計画。
ハンディキャップと理由を持ち超倍率の中でそれに志願した主人公。そしてボーイミーツガール。
テラホーミング最中に発掘されたマーズサイト。
その鉱物が付与する、能力。そして戦いが始まる―――。
という、導入はいかにも!という感じで一杯だったし、それがいいわけで。

プラネテスの名言を思い出さずにはいられない。
『遠くへ行くことが、先に進むことだけが人類の道ではない』
『いまさらブレーキなんてな、俺たちは走り出しちまったんだよ』

そう、そんな物語。
■ グラフィック ■
OPムービーは、クロノベルトと比べるとメリハリはいいのかもしれないけど、
この手の疾走感が必要な作品であると考えると、いま一つ。

キャラデザ、中央。
カズナのデザインが好き。

HシーンはMAX3回スタイル。まぁ・・・、サブキャラのも含めたので及第点か。
■ ヴォイス ■
まじピカリンは天使。
というのは、ひとまず置いといて、脇の男性陣も硬くキャスティングは硬派な感じがした。
■ サウンド ■
OPがかっこいい。プロペラのOPはいつもかっこいい。
■ システム ■
基本的システム。

なんかフラグおかしいなぁと思ったところがあったけれど、
パッチ1.1がリリース済み。

難易度、易。
攻略時間、18時間。
■ 総評 ■
面白かったそれは認めたい。
けれど、開始と終わりの着地点のワクワク感が随分乖離した。
決して悪くないエンディングだったと思えるし、限界突破に恥じない物語だった。
されど、収束する未来に対してのフォローという部分で蛇足だと思える。
もっと、スパッと切っても良かったと思えるし、後日談を厚くしても良かったとも思えるが、
どちらにせよ、どちらとも心持たない。

なんか新しいモノが見れたかなという、ある種ぶっちぎったばかりに途方にくれる自分がいた。
■ 78点 クラス A ■