逆転裁判4
■ 短評 ■
面白いことは、面白かったが・・・。
■ シナリオ ■
主人公の世代交代はうまく行ったか?それが今作の最重要課題であったと思われる。

あそこまで魅力的であった、キャラクター陣を捨ててまでも、交替すべきであったか?
結論から言えば、聊か早かったのではないかと思う。
続編4作目にして、交替。3までの流れで一つの区切りはついた事は確かに・・・、そうではある。
が、延ばそうと思えば出来たこともまた事実。

今作より新面子が登場し、彼らに舞台は任された。
が、一応旧面子の少しは登場するのだが・・・。

冥がいねぇんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちくしょう・・・、ちくしょう・・・、ぼくらの冥を返して・・・。
冥・・・冥・・・(つд⊂)エーン 
スピンオフ、冥主役でミリオンヒット確実だと言うのに・・・(脳内。

この愛すべきキャラが出ない+、脇のキャラクター陣が一作目ということもあって、馴染む前に終わってしまった。
新ヒロインの「みぬき」、毒がたりない。もっと奇抜で良かったと思う。


さて肝心のシナリオだけど、これは、なかなか良かったと思う。
事件の起点と終点がしっかりとしてて、帰結してゆく様子がとても爽快だった。
それもそのはず、一連の事件の流れであるからして(ry
進んでいくにつれ、解けていく「謎」。これがこのゲームで一番面白い部分である。
探偵パートが若干長くて、法廷パートが薄かった点は残念である。
二転三転という、まぁいつもパターンではあるのだけど。

でも、一話一話の長さが長くて、少しつまずくとダレる可能性がある。3話と4話は特にそう。
もう少し、尺を短くして、テンポよく事件を6つぐらい解決していくスピードであれば、もっと良かった。

「4話のヲチ」は、なかなかの挑戦だと思う。評価したい。
■ 演出 ■
相変わらず、くだらないリアクションが大好きだ。

ハミガキがきもすぎで笑った。あいつの一人勝ちやで・・・今回・・・おばちゃんいねーし。
■ ヴォイス ■
ヴォイス無し。
■ サウンド ■
若干劣化が認められる、が前作からのノリは引き継いだと言っても良いと思う。
■ システム ■
各種「科学捜査」と新システム「みぬく」。
DSのパネルタッチに伴い、いろいろと拡張され、いろいろと出来るように。
みぬくに関しては、面白いと思うが、該当のキャラが男であると、まじまじと見つめ、
問題点を探すのがある種の苦痛を伴う場合がある、あった。

3D化に伴い、現場の状況をより我々がよく理解できる様になった。
それに、より視点viewからの謎ときがより面白くなった。

全4話、18時間。

難易度、シリーズの中でも若干簡単であるかと。新システムの「みぬく」の出来次第ではあるが。
自分としては丁度いい。
■ 総評 ■
一連の事件は解決を見るのだが、少々未来へと問題を残しすぎた感がある。
次回作のためにリードと呼ぶべきか、そうしたフラグが未回収のままなのでなんとも後味が悪い。
やっとこれから、「それでどうなるのさ!」という状況であるから。
旧作の面子の現在も非常に気になる、マヨイ等、不遇すぎるだろ・・・。

まぁそうした諸問題もあるけれど、全体的に言えば「逆転裁判」してた。
プレイして良かったとも思うし、面白かった。これはこれでまぁいいかなと。
DSへ移って、「蘇る〜」以来なので、これがDSの逆転裁判なのだと言われたら、
まぁ、そうなのかもなー。

柊的には、冥が出て、活躍すればそれだけで満点なので、
ということで次回作は冥主役でお願いします。
■ 75点 クラス A ■