ほしうた |
■ 短評 ■ |
ピリッとしません。 |
■ シナリオ ■ |
非常に残念にシナリオだった。 うたシリーズといえば、「ゆきうた」「そらうた」とあったけど、構成要素とは何だっただろうか。 非常に大まかなに捉えて、一作目が妹だとしたら、二作目は姉だったわけだ。 3作目はまた「妹」に戻ってきた。 もう一点、タイトルゆかりのギミック。 ゆきうたは、どちらかというとエンディングの締め方。そらうたは何故かサスペンスそして一本道。 今作は・・・なんなの? エロゲー史禁断の金字塔である、菜乃に勝てる妹キャラがいるとはなかなか考えにくい、現状に置いても。 あそこまでアホな子は見たこと無い!という衝撃があったけど、 今回もその路線上にあるけれど、決して延長線上ではなかった。 一言で言って弱い、どこにもインパクトが無い。メイン妹ではとても回せないシナリオ。 ケレン味溢れていたタイトルから来るシナリオ上の演出もだいぶ弱い。 もしくは、もはや機能していない。 シリーズ通して確かに、それがなんなのかという言及はされていないけれど、 でもそれを通じてシナリオを動かす要素はあった。 ほしうたという現象を通じて、ヒロインとの交流が描けていたか? ある程度はイエスなんだろう。それはわかる、でも全体を通じてなにかあったか? それがノー。普通の田舎作品になっちゃっているのは我慢できなかった。 またHシーンとのバランス、散々ヤマグチシナリオはバランスに優れていると言われていたのに、 あまけにHシーン3つ収納してあり、本編中1回しかないキャラが二人いる。 片方はトータル一回という体たらくぶり。 これはよろしくない、非常によろしくない。 ジブリール分を少しでもいいから回せと。明らかに物足りない。 あと無理して、アニメネタとか使っているのを見ると忍びなくなった。 という以上の点から、凄く曖昧で売りが薄くなってしまった作品だなぁと。 翠シナリオのエンディングはどうかと思うけれど、 ストーリーは面白かった、一般的じゃない所が。棘があり、うたシリーズらしいとも言えるかも。 |
■ グラフィック ■ |
OPムービーの出来がいい。 フミオキャラはいいねぇ。ほんと癒されるねぇ。 SDキャラに何故かぽよよんろっくがいたけど、最近手広いなホント。 |
■ ヴォイス ■ |
手放しで褒められるのが、キャスト。 オールスターだろこれ。今年の中でも5本指にカウント出来る、第一種声ゲー。 でも期待の木村あやかシナリオが変な事になっていて、萌えきれないという罠がありますが。 民安ともえは本当にできる子。 |
■ サウンド ■ |
この項目も及第点。 Elements Gardenは非常に質の高いサウンドを提供しているなぁと感じた。 |
■ システム ■ |
基本システム。 おまけ-ひみつモードにサウンドドラマがあります。 難易度、易しい。くららルートだけやたら選択肢が多いけど。 攻略時間、15時間ぐらい |
■ 総評 ■ |
もう正直に言って欲しい、ヤマグチノボル書いてないだろ?w クレジットにあるだけだとしか最近思えませんが、如何でしょうか。 主翼も厳しくなったなぁ・・・。気づけば、桑島さんいなくなって書ける面子が他所に移って・・・。 主砲のヤマグチノボルが忙しいというこの状況では、ジブリール方向で攻めたくなるのも頷ける。 凄くどごぞのメーカーに似ている現状になってきていて、悲しくなりましたこれ。 うたシリーズと考えなければ、それなりに遊べるとは思いますが、それでもなかなか厳しいとは思います。 がんばれ、主翼。漏れは期待している、まだ期待している。 どうでもいいけど、だいぶ昔神奈川某所のTSUTAYAで米倉千尋のベストアルバムを借りたら、 スリープケースの中に「そらうた」のゲームディスクが入っていた事がありました。 あのディスクはどうしたっけかなぁ・・・。 |
■ 69点 クラス B ■ |