マジスキ〜MarginalSkip〜 |
■ 短評 ■ |
なんでも出来る舞台を用意しました!呉シナリオの真骨頂が見られます。 |
■ シナリオ ■ |
大きく分けて、シェーラ、ニース、かなでの神魔界ルートと、由記菜冬子の人間界ルート。 どうして、かなでが神魔界の方なのかは是非ご覧アレ、バタフライエフェクトみたいな話だから。 主人公の貴之の生い立ちがすべてのキャラへ関与している状態、しかも初期状態からハーレム。 どうやってここから進行するんだよ・・・と思ってたら、いつもの豪腕呉脚本でした。 豪腕すぐるぜ・・・。まぁ漏れはそれが好きなんですが。良い意味で、想像絶するというか。 それでいて凄く王道展開で、流れもありがち。 ただ、それぞれ別の作品での成り立ちならわかるけど、 それを一作品で、同一主人公で描ききるというのだから、それは豪腕と呼べるでしょ? 今回の場合、それが出来る環境は予め示唆されていたのだからあえて超展開とは呼ばないけど、 それでも・・・。 恋人関係になる上での阻害になるキーが主人公に過去にある。過去に問題あり! 時空移動したり、神々の黄昏が起こったり、冥界へ行ったりといろいろ忙しい。 奇抜であるけれど、平たく見てみればやっていることに変わりはありません。 主人公の行動原理は明確で、結ばれる為にがんばれる主人公でした。 由記菜のタイムリープが何度考えても腑に落ちないのでまとめてみる。誰か答えて、以下ネタバレ。 @親殺しのタイムパラドックス Aタイムリープのタイミング B次元の結合 ビフレストでとにかく由記菜タイムリープの契機となったわけで、怪物の余波が世界の結合なんでしょ? それはわかった。 四越がオープンしたときの電話は、未来の由記菜からの電話なんだろうな。それもわかる。 時空Aの世界が目時由記菜のいる世界だとして、 横断歩道の事故で、由希菜が死ぬから親殺しパラドックスが起こって存在の消失が起こる。それも理解した。 それを解決する為に、現代時列の由記菜が親殺しのパラドックスを解消しなくては時空A´へ行けない。 そこの阻害になっていたのが、由記菜で結局貴之を真の意味で受け入れてなかったから。 その為時空Aの目時由記菜がタイムリープの力が発揮して時流の是正に来れた。 ここまでいいよ、理解したよ漏れの頭でも。 で結局、由希菜が来たのは、本来由希菜がいない筈の時空?結合する理由がわからん。何回結合してんの。 そうなるから結局由希菜の母親はもともとどの時空にいるの?ここループするなぁ。 イッーってなる。 誰かこんな調子の漏れに、わかりやすく3行で説明してくれ。二周したけどわからんかったわ。 |
■ グラフィック ■ |
OPムービーがなかなか良い感じ、及第点以上。ジャイロのシーンがいいね。 キャラデザ複数、っうか大部分Mithaとひなた睦月ですが。 誰だよ連れてきたの・・・、と思うよ、でもね最近のひなた睦月さん作品群の中では一番がんばった。 間違いなくがんばってるよ。だっても普通だもん、ここ大きいよ。相変らず鋭角だけどね。 Hシーンは各キャラ3回。かなでが4回。メーカーの意地を確かに感じる。 |
■ ヴォイス ■ |
あれー、中瀬ひなってこんな感じだったけ? まぁ霧とめめめ以来なので馴染み深い人ではないんですが、どうにも声の抜けが気になる。 川崎ハレさんも初見でしたが、なかなかキレがあっていいですね。 メイン面子は、いつも通りです。特に何もありません。 |
■ サウンド ■ |
デートコースの曲とかもっとガンガン流れるとか思っていましたが、そんなことはありませんでした。 大事な所でちょっぴりという感じ。 OP、佐藤裕美×NANA。漏れが知る限り3曲目。 相変らずひろみさんのコブシが良いです。 |
■ システム ■ |
基本的システム。 ゲーム内エフェクト、コミカルな画面切り替え、ハートフルおしゃへりモードと、 三つなんか新機能みたいに謳っていますが、これら別に目新しいモノではないかなと。 おしゃへりモードのひなたキャラの鋭角さが気になるぐらい。駄目だ駄目だと思ってもそこを見てしまう。 でも、背景内でのムービー再生って物珍しくって、会話ウィンド消してまじまじ見てしまった。 窓環境について。 1920_1200の環境でユーザー指定のフルスクリーンがうまく動作しないっうか、 センタリングしかされないんだけど、1680までは解像度変更って出るんだけどなぁ。 アスペクト比を気にしなければ、1024_768で、 気にするならば窓にして1280_800へ変更するのが動作を見て漏れの環境ではベストかなと思いました。 まぁなんか会話ウインドにノイズが見えるんだけども。気にしないことにした。 重くは無い。 1280_800だと大量に帯が出るから、フルスクリーンの意味ないしね。 攻略時間24時間。 難易度、易。選択肢が前作から継続なのか少ない。 |
■ 総評 ■ |
呉シナリオとして漏れはこの手のが好きです。魅せる物語だったと思うよ。 キャラ毎にいろんなシナリオが楽しめる作品。一本で5度おいしい。 まぁ多少イミフなルートもあったけれども。 特定ルートでしか出ない、キャラクターとかもいて無駄遣いしてんなぁと。 確かに、全体的にごちゃごちゃしてて雑多な感は否めない。 狙ってる層が不明だよね、ユーザーへ開示はもっとはっきりしないと。 デートコースとかそのムービーとか作ってるならばまずは本編の広報をしろよとw でも筋としては通っていると思う。なんでも出きる世界だからこそ、 そういった意味においてこのストーリーなら、トゥルーっうか最後の一本ルートが欲しかった。 少し残念。そのほうがユーザーとしては判りやすかったと思う。 |
■ 76点 クラス A ■ |