Cafe-AQUA

■ シナリオ ■

〜 でもずっと昔にあった物なら、きっとまだ取り戻す事も出来るかもしれないわね 〜

〜 奇跡・・・奇跡、ねぇ。あるって信じるか信じないかは難しいけどよ、けどそれは道端に落ちてる物じゃないし、空から降ってくるようなものでもない。心のそこから求めて、願って、もがいて悪あがきして、それでも見つからない。そんなもんじゃないかと思う 〜



攻略キャラは4人。

そのどのキャラについてもタイトルであるお店が関係してきます。
攻略順番があるらしく、エキストラ、シーン鑑賞の順で攻略できると思います。
まぁ最後に何があるのかなぁと思っていたわけですが・・・

シナリオがとてもハードルが高いっうか、読んでてかなり辛い、特に序盤、日常淡々もありなんですが、
それは特殊なケースについてのみありなんだと思うわけです。
一般さを、演出したいんじゃないかと思われる本作の日常を綴られても・・・
読み手は最初でこけるのではないかと。
そんな風に感じました。

なにしろボリュームが結構ある、ノベル故なんですが・・・。

プレイしてると段々ストーリーの方向性が見えてくるわけですが、後半はかなり1/4くらいの確立で、
裏切ってくれません。くれません。

今年も流れというものは、まっすぐ幸せになれない、つう流れなんでしょうか。
もとめてるはとはちょっと違う感じです。
転んで転んで、立ち上がった先に結末がある。それが物語りであるならば、
たまには転ばない物語というのも・・・。
それは、起承転結や起伏といった意味ではなく、どこに進むかという意味です。

人を傷つけたり、死んだり、それでしか起伏を表せないならば、
それはライターの腕が悪いというしかないんでしょうか。
例えるならば、間というものをタバコに頼る演技をする俳優、又は演出家の様な。

無論それを許されるシナリオがあるように、
そこは組み立て構成、キャラなんじゃないかと。そしてその後の展開。
そう思うわけです。

全体的に言えることなんですけれどね。
そんなわけで傷ついたり、死んだり、奇跡が起こるわけです。本作は。
■ グラフィック ■
絵、ビジュアル自体を見ると、なかなかよさげなんですが、
友永の告白シーンなんですけど、ヒロインが告白してるのに、そのヒロインがごっつい表情で主人公睨んでますよ?
見せてあげたい・・・、やればわかると。

そーいう小さいところがどうかなと。

友永好きなんですけどね、いい絵ですよ。
■ ヴォイス ■
キャスティングにも問題なく、普通です。
■ サウンド ■
OP、まずまず。
BGM、まずまず。
記憶に残りません。
■ システム ■
基本的システム搭載
修正ファイルがあるのでそれ当ててください。
ここが今作一番の問題に思えるのですが、立ち絵に文章被せるのはどうかと、
それの透過処理が暗いっうか、後ろの立ち絵が見えないんですよ、それが最大の問題かと。
折角の絵が台無し。
■ 総評 ■
結構大変でした・・・。
OHPや、紹介見ると、なにやらヒリーングぽい感じの話の内容に思えるじゃないですか。
それがどこを間違えたんだか、なにやら重い方へ重い方へ3/4キャラの確立で流れて行きます。(独自単位です)

一番は香澄シナリオだと思うんですが、超展開とはいかずとも結構びっくりなバックボーン。
最後は読み手に投げるっう感じです。
判断に困る所ですこれ。
エンドロールに流れるタイミングが・・・全キャラなんですが、
たぶん最後のあのキャラのためだけなんだと思います。

そのエンドロールですが、凄い出来がいいです。
こーいうエンドロールはいいなぁと思います。好きです。

そんな最後のキャラが希望なんですけど、クリアしてもCGうまんねーなぁと思ったら、シーン回想で、めでたく埋まり、
それで終了です。
ちなみに、葉子が攻略できません。
一番面白そうなのに・・・。

好きキャラ、友永。

得点60点。

最初につまずなければ、それなりに楽しめると思います。