STEEL

■ シナリオ ■

〜「そろそろテープの時間も尽きそうだ。もうひとつ、これだけは言わせて。ファッキンジャップぐらいわか・・・」〜


まず言うべきことがある、観ていないと思うがこのシナリオライターへ一言。
「おまいはよくやった。」
そして、最後までやる、プレイ出来る人にだけお勧めしたい。途中でくだけるようなことがあるならば最初からやらないほうがいい。

一つ漏れエロゲ歴史の1ページに、このゲームが刻まれたことをここに宣言する。
エロゲースコープで言うPOVという物があるが、そこのタイトルを引用させてていただくなら、
長いよ、長すぎるよ〜部門で文句なく、ここ5年間ぐらいで、余裕でTOP張れるくらい長い。

くわしい物語の説明はすべて無しとする
っhttp://www.graviton.ne.jp/　はいOHP観てね。

かつて無い、シナリオ量を見たよ・・・
壮絶としか言い表せません。

ジャンル的には、Fate+リアライズ÷2
むしろそんなことはどうでもよくなってきます。

莫大なこの世界感、圧倒的なそのストーリーに、酔いしれたものが勝ちだと。
あまりにも長すぎて、一般人にはお勧めできない。

ここまでが導入。

シナリオについて、異能力バトル?そんなんじゃないから、人ですよ、テーマは人。
流れとしてはリアライズに近い物を感じる、プレイムがやりとげられなかったものがここにあるのかもしれない。

会話のテンポは決して、軽妙だとはいえないかもしれない。
ライターがまとめられなかった、故、こんなに長いのかもしれない。
でも、こんなに近年、クロスチャンネル以降見たことが無かった、
人間臭さが、あふれてる。

笑いも、絶望も、感動も、それの元となるものがある。
それらの元は感情であり、感情は意識。
意識は、自分の内にしかない。

最後の最後までヒヤヒヤさせるゲームもめずらしい。
それだけ引き込まれたのであろう、と思う。
面白いとはなんだろう、プレイ後の爽快感?プレイ中の充足感?
それもあるが、漏れは嫌がおうにも引き込まれる、ゲームの存在感だと思う。

すべての人がそれをこのゲームで感じることが出来るなんて言えないが、
漏れは感じた。それでいいんじゃないかと思う。

全体を一つとして観てもらいたいゲームの一つ。

シナリオは一本モノ。
途中、中途半端なFinがあったりするが、それはカウントしない。
始まったら、ころがり切るまで。それがこれ。

最後の最後までと言ったが、最後の最後でメタルギアばりな引き方をしてくれた。
それがよりこのゲームの印象をより強く残している。

久々にライターの熱を感じたゲーム。
■ グラフィック　■
24×5くらい、CG枚数。
キャラクターについては、なにも語るべきところはない。
よく出来ている部類には入らないだろう。
■ ヴォイス ■
声なし。
■ サウンド ■
とにかくサウンドが良い。
なかなか耳に残る良い曲ばかり。
使い方も効果的である。
■ システム ■
基本的システム搭載
特に問題なし。
セーブの多さが長さを物語る。
■ 総評 ■
テキスト量が物凄い。
もうそれだけ。
それだけというのは、観るべきところがそこだけというのではなく、
それだけ感じるということ。

やっても、やっても終わらない。終われない。
途中泣きそうにながら、プレイ。

矛盾してるように思われるかもしれないが、
これは最後までプレイした人にしか解らないと思う。

一体どこまで続くのか、
それがまた解である。



なかなか楽しめました、冗談抜きで。
浅い様で、なかなか深かかったです。
すべての謎が解けて、真の道が見えて、終わって、えーーそれなのかよとかww

ヤキモキしながらねw

やればわかります、最後まで。
もう一度言います、最後まで。

最後までプレイして、(　´_ゝ｀)ﾌｰﾝと言われるのであれば、それは仕方ない。
でも、途中で感想を言うのはどうか。
少なくとも一本モノのシナリオなのですから。

途中でわかった気になれるゲームではありません。
心してかかってください。
漏れが言えるのはそれだけです。

好きなキャラ、秋月(ヒロイン)

得点85点

なかなかやりおるわーグラビトン・・・。