ef - the first tale. |
■ 注意 ■ |
購入する際、プレイする際に気をつけてもらいたい事。 ・フルプレイで5:30分。どんなに遅くやっても6時間程度だということ。 ・フルスクリーン推奨、システム的に強制フルスクリーンもしくはサイズを一つあげるべきだと思う。 ・分割作品で、物語が完結していないという事。 上記の事を念頭に置いて、プレイして欲しいと思います。 |
■ 全体的な事 ■ |
兎に角、よく創り込まれている。 物語は途中なのでなんとも言えない。 1つのチャプターが、1つのカップルに焦点を当てたシナリオになっていて、進む。 そのカップルの顛末まではわかるけれど、それがどの様な形で全体に影響するのかが未だ見えてこないから。 切り離して考えれば、チャプター1も2も非常によく出来たシナリオ。 チャプター1でベタな三角関係をやられた際には、ほんとどうしょうかと。 それからこぼれた、一人をチャプター2で救い上げる。まさに、この形式が為せる技だと思う。 景は漏れの嫁。 演出が一番注目して欲しい所。 普通のADVタイプのゲームならば、立ち絵という物が必要になってくる。 無論、このゲームにもあるけれど、「極力使わない」という演出上の意図が見え隠れしている。 minori作品はこの傾向が非常に強いけれど、今回ほどでは無かったと思う。 立ち絵の変わりに、一枚絵を用い、それに表情のアクセントをつける事、 背景にキャラを加え、そこで動かす事。 それらを駆使して、立ち絵が極力少なくなっていると思う。 つまりはそれはどういう効果を表すのか? それは、視点。 常に主人公視点か、ヒロイン視点が通常だったけれども、立ち絵が少なくなった事によって、 観測者視点が生まれた。 物語を俯瞰で見ることが出来るのである。 この効果によって、より「おとぎばなし」、我々が閲覧者であることを認識させる。 全体的な奥行きある画面を見ることが出来るのも言うまでも無い。 アイポジションが定まらないためである。 すると、また演出の深さに気づくだろう。 七尾ってやっぱり凄いな・・・。 男性キャラのデコの広さっうか・・・頭のでかさには、なにか異空間じみたものを感じるけど。 声優、good。 システム、ほぼ選択肢に意味は無し。普通に考えればわかる程度。 全部足しても、7個ぐらいか。 システムも非常に快適、一部強制オートにより映像作品に近いノリで見ることが出来る。 |
■ 所感 ■ |
「おとぎばなしはひとつじゃない」 という触れ込みからスタートしている、「ef」だけどなにも、やっぱり分割にするべきでは無かった。 全体通してたかだか6時間程度、分割するには少々厳しいだろうに。 しょっぱなFDからして、そちらは未プレイだが「短すぎる」という声をよく目にした。 もしかして資金繰りがうまく行っていないのか?とすら思える。 作品から匂ってくる超大作ぷり、それをこんな「良いシーン」で打ち切られるのは、やっぱり呆然とする。 教会でいよいよ物語の核心に迫る、「雨宮優子」と「火村夕」二人の物語に差し掛かった所で、幕が下りる。 あまりにも、もったいない。 個人的な事を言わせてもらえれば、ef-twoが出たら、firstと一緒に買ってやった方が、 精神安定上良いと思うけど、もしかするとminoriが危ないのかも知れないでやっぱ買って下さい今すぐに。 この続きが見れないとかって、発狂モノだろ・・・常識的に考えて・・・。 点数について。 例えば、高級レストランと社員食堂を比べない様に、一つの物語中のサブシナリオだけで、 その大元の作品を評価する事は皆様しないと思う。 要するに、そーいう作品。言ってしまえば、まだなにも始まってすらいない。 だったら点数はつけられない。大局を見ずして、なにが批評か。 ファミ通のクロスレビューをやってるんじゃねぇんだ! プレイせずに点をつけるなんて、おこがましいとは思わないのかね・・・。 かなり道をそれてしまったけど、その様な訳で今回は保留します。 ただ、そんな仕様でリリースした事に対してはいくらでも言うべきことはあると思う。 |
■ -点 クラス ? ■ |