逆転検事
■ 短評 ■
逆転シリーズ最新作、見所は言うまでも無く冥様。
この逆転検事は、どちらかと言うと挑戦作だった「4」と比べると、「2」に近いシステムとなっている。
■ シナリオ ■
第一話「逆転の来訪者」
第二話「逆転エアライン」
第三話「さらわれる逆転」
第四話「過ぎ去りし逆転」
第五話「燃え上がる逆転」

という5話構成。5話がとても長いので6話に入っているのかと思ったよ。

この逆転検事では、
法では裁けない場合、イリーガルな手段を用いてでも真実にたどり着く事が是か―――
というお題目が物語の柱になっている。

ヤタガラスというおおどろうぼうな義賊の新キャラ美雲。
御剣と組んで捜査するという謎設定だけど、最後までやればやりたかった事も見えてくるでしょう。
しかし、美雲がウザキャラじゃなくて本当に良かった。このシリーズだとままあるから。

1話から5話まで4日か5日ぐらいしか時間が経過しないという超スピード。
だけど、しっくりくる展開でなんともいえない雰囲気がある。
尻切れにならない事だけでも評価に値するけど、5話のラストの爽快感やっぱりこれが逆転シリーズの醍醐味。
■ グラフィック ■
3Dでの空間把握が無くなってた、あれはあっても良かったのになぁ。平面オンリー。
期待しているキャラクターのキモイ動きも健在。
JCとアークのクレジットがあった。
■ ヴォイス ■
無し。
■ サウンド ■
逆転シリーズのサウンドを踏襲。
■ システム ■
やはりというべきか、みぬくシステムは採用されずw

ロジックと推理を柱に、捜査と対決パートでの構成。 裁判はありません。
でも、操作パートでキャラクターを動かして調べる事が出来るようになった事での広がりが素晴らしい。
細かいところまで作りこまれた仕掛けと、モブを眺めているだけでも満足できる。
第四話で冥様がパートナーの際などは、意味もなく走り回ってニヤニヤしてしまった。いやまじで可愛いから。
その感覚が今までになく新鮮、逆転シリーズの世界をうまく切り取ってユーザーに魅せていると思った。

対決パートはいままでどおりなので、安心してプレイできると思う。
好きなだけゆさぶればいいよ。

難易度、普通。
攻略時間、22時間。
■ 総評 ■
エロゲじゃないじゃんと言われようと、裁判してないじゃんと言われようと、これが最新作の逆転検事です。

おばちゃんとマシンガントークも最後の最後まで出てくるので、満足した。
でもやっぱり最強コスは宇宙服だな、あのインパクトは越えられないな。
久しぶりの冥様も堪能出来た、これが一番なんだけど、やっぱり素敵キャラ。
でも、そろそろ・・・ナルホド率いる純正逆転裁判がプレイしたくなった。

パッケージに冥様がいないので-20点、冗談だけど。
イトノコ入れるなら冥さまだろ・・・馬鹿なの・・・死ぬの・・・CAPCOM。
■ 79点 クラス A ■