ツナガル★バングル
■ 短評 ■
なんという木村あやかゲー!木村あやか禁止。
しっかし、点数で評価するのが馬鹿らしくなるゲームだなぁ。
■ シナリオ ■
ヒロイン前面PUSHのゲームでございます。5人の6ルートかな。

すーぱーはいてんしょんなふんいきで進む、ココロツナガルADVな訳ですが。
この手の、ういんどみるクラスの萌えゲーだと、もうなにがなんだか。
フットーしそうだよ。
主人公ガキすぎだろ・・・常識的に考えてとか、もうねそんな事は異次元の問題。
そこにおっぱいがある、だからロマンがあるとか、そんな方程式のレベル。

という事を前提に置いて考えて欲しい。
大魔法師が作った街でおりなす、魔法装置をキーとした、アスレチックゲーム。
その過程でヒロイン達と結びついていくゲームです。

後はもう言葉では表現出来ない、ヒロインとのイチャイチャテキスト。
シナリオなにそれ?いいから木村あやかの「くぱくぱ」は聴いとけ。
Don't Think. Feel !
■ グラフィック ■
キャラデザ、こ〜ちゃ氏じゃないういんどみる作品。新鮮か辛酸か
成れてるまでは何か違和感を感じましたが、慣れればほどよく合う。

OP、EDともにまずまず、こんなものかと。
■ ヴォイス ■
震えるキャスティング。
木村あやか-まきいずみ-一色ヒカルのラインは、鉄壁。なんという声ゲー!
とか身悶えしながらプレイしてました。玄人の業が光る。
他の二人も良いですが、この三人のラインは強すぎた。
■ サウンド ■
OP、EDともに佐藤ひろ美さん。
今回はEDの方が好きな曲でした。
他は特になし。
■ システム ■
基本システム搭載。
ノーマルENDとの分岐あり。メイドルート分岐CG回収あり。
難易度、易。
■ 総評 ■
よくあるけど、抜きゲーに物語期待してどうするの?とか言われると思います。
でもテキストと物語は違うんですよね。
要するに、脳に直接訴えるシーン演出。それは大まかな物語に関わらない描写のシーンだとしても、
そこにライターの技というか、ユーザーに見せる場面。
例え全体がぐだぐたの無秩序でも、直接的に言うと、Hシーンのテキストで勝負するわけじゃないですか?
それが抜きゲーのプライオリティーだと思うし、そうでしょ?

そう考えると、萌えゲーも大まかな物語というのは必要ではないんじゃないか?
極端に記号化された萌えゲーというジャンルでもその傾向が出てきているというか、
萌えでも萌えエロでも、ヒロインとの触れ合いの場面に重要視され、
尚且つ、そのヒロインの特性付けという設定語尾などを徹底作るわけでしょキャラを。
そんな場合は、やはり触れ合いのテキストが勝負項目になるんだと思う。
すると、それが萌えゲーのプライオリティーなんだと思う。
つまり、抜けるか、萌えられるか−それだけの違いになったんじゃないかな。
ベースに乗る物語を軽視をしているわけでは無く、その過程、手段を売りとしたゲームジャンルなわけだ。

そうすると、どうにも漏れにはこれをまっとうに評価出来ているかどうか、
またここをお読みの人たちに、この作品の魅力を伝えられているか、どうかが途端に怪しくなる。
この手のジャンルを伝えるには、想いを叫ぶしか無いのだろうなぁ。
勉強になりました。


という、言い訳をさせてもらって・・・。


樹里は漏れの嫁!

お後がよろしいようで。

BGM/My Little Lover/Alice  この曲やっぱ深い・・・。
■ 74点 クラス B ■