【2度咲き!タルトレット~恋の甘さは控えめで~】経営SLG×恋愛ADVのレビュー





【2度咲き!タルトレット~恋の甘さは控えめで~】経営SLG×恋愛ADVのレビュー




【レビュー】2度咲き!タルトレット~恋の甘さは控えめで~|経営SLG×恋愛ADVの融合作

評価:67点(クラスB)|プレイ時間:約12時間|難易度:普通

■ 短評

全体的に印象がやや薄めな作品ではあるものの、SLGパートの細かな作業や難易度の高さは「経営している感」がしっかり味わえました。

■ シナリオ

ADVとSLGの二部構成。ADVパートはやや弱く、ヒロインたちの個性も平凡で、抜きゲーとしても萌えゲーとしても中途半端な印象。
ヒロイン同士のやり取りは描かれているのに、主人公との関係性が薄く、恋愛の進展が唐突に感じられました。

また、経営SLGとしての「俺つえー感」やサクセスストーリー的な成長描写が乏しく、店舗経営の達成感がやや物足りない点も惜しいところ。

リゼットの天然っぷりには癒され、美咲の序盤のツンデレぶりには少しイラっとしつつも、キャラの個性はしっかりしていました。
姫川ルートがあれば、より深みのある展開が期待できたかもしれません。

■ グラフィック

OPムービーはやや不安を感じさせる雰囲気。キャラデザイン自体には大きな問題はありません。
Hシーンは各キャラ3回、対象キャラは4人。CGは12×7で合計82枚と、ボリュームは十分です。

■ ヴォイス

勅使河原あかりさんが脇役での起用だったのは少しもったいない印象。
メインキャストも仕事はしていましたが、全体的に印象が薄く、もう一歩踏み込んだ演技が欲しかったところです。

■ サウンド

特筆すべき点は特にありませんでした。

■ システム

基本的なシステムは搭載されており、バグも見られませんでした。
コンプリート後にはTOP絵が切り替わる仕様もあり、やり込み要素としては嬉しいポイント。

ケーキツリーの派閥ごとに攻略フラグが分かれているなど、理解すれば素直に楽しめる構成。ただし、SLGとしての目的や達成感がやや希薄で、借金返済というテーマもゲームプレイに大きな影響を与えていない印象です。

真琴ルートの最終納品物の納期はかなりシビアで、逆算してプレイする必要があり、そこにやりごたえを感じました。

■ 総評

経営系SLGとして久々に楽しめた作品ではありますが、全体的に「もう少し何かが欲しかった」という印象が残ります。
引継ぎ要素がないため、リスタート時に異なる戦略を試す必要があり、そこにSLGらしさを感じられたのは好印象。

ただし、ADVパートの物語性やキャラとの関係性の描写が薄く、感情移入しづらい点が惜しまれます。
経営SLG好きには一度プレイしてみてほしい作品です。

おすすめ度:★★★☆☆(3.0 / 5)