【色に出でにけり わが恋は レビュー】期待と現実のギャップに揺れるADV





【色に出でにけり わが恋は レビュー】期待と現実のギャップに揺れるADV




【レビュー】色に出でにけり わが恋は|期待と現実のギャップに揺れるADV

評価:58点(クラスC)|ジャンル:学園ラブコメADV|ブランド:どみる

■ 短評

見所や魅力を自ら打ち消してしまったような印象。
結果的に、期待していたものが霧散してしまった。

■ シナリオ

構成自体はスタンダードで、日常→出会い→回想→展開という流れは悪くない。
ただし、序盤から終盤まで違和感が拭えず、物語に入り込めなかった。

ご都合主義を超えたハーレム展開や、意味を感じにくい設定(例:お嬢様の決闘儀式)など、説得力に欠ける展開が続く。
解説の挿入も唐突で、作品の方向性が見えた瞬間に「なるほど、そういうゲームか」と納得はするが、感情がついてこない。

たみーの演技だけが唯一の救い。
「もっとやれ!」と思えるほど頑張っていたが、別の作品で見たかったというのが正直なところ。

本来はもっと面白くなるはずの素材だったのでは?
事前展開やターゲット層のズレ、あるいは自分との相性の問題かもしれないが、方向性に疑問が残る一作だった。

■ グラフィック

OPムービーは良好。
こ~ちゃ×鳴海ゆうのタッグは安心感があり、キャラデザも安定していた。

Hシーンも丁寧に描かれており、気合は感じられる。
回数に関してはやや物足りなさもあるが、全体としては及第点。

■ ヴォイス

キャスト陣は期待通りの活躍。
たみー、黒崎猫さん、石川さんといった実力派が揃い、演技面での不満はなし。

ただ、もう少し前世代の声優陣も…という気持ちはあるが、それは個人の好みということで。

■ サウンド

特筆すべき点はなし。
音楽面での印象は薄め。

■ システム

基本的な機能は揃っており、操作性に問題はなし。
ただし、選択肢の多さが逆効果に感じられる場面も。

「ゲーム性のために選択肢を増やす」ことが、かえってテンポを損なっていた印象。
このジャンルにおいては、意味のない選択肢は不要という結論に至った。

攻略時間は約10時間。
難易度は易しめで、読み進めること自体は難しくない。

■ 総評

どみる作品として購入したが、蓋を開けてみればまさかのバカゲー路線。
事前情報を見ていたとはいえ、ここまでとは思わず、正直なところ受け入れがたい内容だった。

仮に「新たな挑戦」として見るならば、この領域には手を出すべきではなかったと感じる。
バカゲーは狙って作るものではなく、真剣に作った結果、ズレが生まれてこそ成立するものだから。

ライターの名前はしっかり覚えたので、今後の作品に期待したい。
ただし、今回の方向性は…やはり疑問が残る。

最後にひとこと。

   ___
  / || ̄ ̄|| ∧_∧
  |.....||__|| (     )  どうして・・・
  | ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
  |    | ( ./     /

      どうしてこうなったああああああああああぁぁぁ!!
    

おすすめ度:★★☆☆☆(2 / 5)

お気に入りポイント:キャストの演技、グラフィックの安定感