【レビュー】おしかけプリンセス|現代×戦国設定が光る、ほのぼの家族系ADVの良作
■ シナリオ評価|現代に蘇る“殿と家臣”設定が意外とハマる
『おしかけプリンセス』はビジュアルアーツ系列らしく、
見覚えのあるシステムが並ぶ安定の作り。
全体的にしっかりしており、素直に面白かった作品です。
戦国時代の殿と家臣という設定を現代に持ち込み、
忍者・巫女といった要素をIn sideで配置したほのぼの家族系ADV。
終わってみると「失敗した家計」みたいな雰囲気もありますが、それも含めて味。
特に吾妻シナリオは良い出来で、
各キャラのラストはしっかり見どころがあります。
■ グラフィック評価|3人の絵師による安定したビジュアル
絵はまずまずの水準。
3人の絵師によるキャラデザインは大きな違和感もなく、
背景も丁寧に作られており、流れ続ける雲の演出など細かい部分が光ります。
■ ヴォイス評価|ミスキャストなしの安定感
全体的にミスキャストがなく、安心してプレイできます。
キャラの雰囲気に合った演技で、作品の空気感をしっかり支えています。
■ サウンド評価|ED曲の完成度が高く、音楽面は良好
ED(主題歌)あり。
中にはかなり好きな曲もあり、音楽面のレベルは高めです。
■ システム評価|細かい心遣いが光る快適仕様
セーブ&ロード、バックログなど基本機能は標準搭載。
スキップは既読文章飛ばしで補完されており、快適にプレイできます。
セーブ画面にも細かな心遣いがあり、ユーザビリティは良好です。
■ 総評|堅実にまとまった良作、もう一歩の勢いが欲しかった
全体的にしっかり作られたゲームで、非常にプレイしやすい作品です。
途中で家計を思い出してしまう部分もありますが、そこは忘れて楽しむのが吉。
特に吾妻シナリオは秀逸で、
「ゲームだからこそ、こういうのもアリだな」と思わせてくれる内容でした。
もう少し勢いがあればさらに良くなったかもしれませんが、
現状でも十分に楽しめる良作です。
■ 総合評価:70点