【レビュー】Piaキャロットへようこそ!! G.P.|妥協の果てに見えた“淡白すぎるファミレスADV”
■ 短評|妥協の果てに、見えたものは……いや、わかってはいた
本作を褒めるのは本当に難しい。
ナンバリングから外れた2作目として、設定だけを借りた“あたりさわりのないファミレス物”に落ち着いてしまった印象です。
■ シナリオ評価|オマージュとパロディの垢にまみれ、核心が消えた
シナリオというより、もはや作品の方向性そのものが迷子。
垢にまみれたオマージュ、パロディの連打。
百歩譲って楽しめる範囲ではあるものの、
まともなシナリオを作る力が欠如してしまったのか?
と疑いたくなる内容でした。
● Hシーンの少なさと淡白さが致命的
キャラは5人。
Hシーンは3 / 2 / 1 / 1 / 1 / αという極端な少なさ。
しかも内容はCG2枚程度で数クリックで終わる淡白さ。
「エロゲーなんだからHで挽回してくれれば…」という期待すら裏切られる。
回数が少なくても中身が濃ければ良いが、今作は全キャラ一定の薄さ。
期待を裏切らない“安定の淡白さ”です。
無為、無策。
長所が一つも見当たらない作品でした。
■ グラフィック評価|立ち絵とCGが噛み合わず、OPも外す
立ち絵とCGの絵柄が違い、CGはCGでおかしい(特にさくら)。
枚数も少なく、原画3人の統一感も皆無。
OPはテクノPOP調だが、ムービー含めて見事に外している。
■ ヴォイス評価|特筆なし
可もなく不可もなく。
語るべきポイントは特にありません。
■ サウンド評価|こちらも特筆なし
印象に残る曲はなく、シリーズらしさも薄い。
■ システム評価|ADVのみ。チャプロードの意味が不明
基本的なADVシステムのみ。
チャプロードの存在意義がよくわからず、
システム面で語ることはほぼありません。
■ 総評|“わかっていたこと”なのに、それでも信じてしまった自分が悔しい
シナリオもダメ、キャラデザもいまいち。
誰もが「わかっていたことだろう」と言うだろうし、自分もそう思う。
それでも――
Piaキャロがかつての輝きを取り戻す日が来ると、どこかで信じていた。
前作で「ヘタなシミュレーション入れるくらいならADVにしてくれ」と言った。
確かに言った。
だが、それはADVとして“楽しめる形”にまとめてほしいという願いだった。
まさかここまで裏目に出るとは思わなかった。
● パロディはまだ許せる。だが“gdgd感”は許せない
苦笑いできるパロディはまだ良い。
しかし、読んでいて苦痛になるレベルのgdgd感は致命的。
我慢して最後までやり通したが、
非常にナンセンスな作品でした。
もうダメかもしれないね……。
■ 総合評価:50点(クラスC)