【レビュー】PIZZICATO POLKA ~彗星幻夜~|丁寧な作りとヨーロッパ幻想が光る“掘り出し物”ファンタジー
■ シナリオ評価|ぱじゃまソフトらしい軽快ファンタジー+ロミオ追加シナリオ
ぱじゃまソフトお得意のファンタジーで、見ているとヨーロッパに行きたくなる作品。
背景も原画も綺麗で、全体的に丁寧に仕上げられている印象があります。
コンシューマ移植にあたり、田中ロミオ氏の追加シナリオが入るということでプレイ。
掘り出し物……と言っても、ぱじゃまソフトなので“掘り出し物(ぱじゃま基準)”ですが。
● 中世ヨーロッパ×魔女×ジプシー風民族の物語
中世ヨーロッパを舞台に、魔女やジプシーチックな民族を巡る人々の物語。
ルート構成は以下の通り。
- メインヒロインルート
- → BAD END
- → サブヒロイン3人のハッピールート
- → メインヒロイン再ルート
- → トゥルーエンド
謎を解きつつ真実を明かしていく、ありがちな形式ではあるものの、
丁寧な作りで初心者向けとしては十分楽しめる内容です。
途中に少々破綻や無理やり感はあるものの、許容範囲。
■ グラフィック評価|OPの美しさが際立つ。主人公の立ち絵はいらない
OPムービーは非常に綺麗で、絵も演出も高水準。
初見で「あぁ、いいな」と思わせる出来。
キャラデザもまずまずですが、主人公の絵はいらないという気持ちは強い。
■ ヴォイス評価|無難で聞きやすいキャスティング
特におかしいキャストもなく、全体的に無難。
聞いていてストレスのないレベルです。
■ サウンド評価|中世ヨーロッパ風の旋律が魅力。バイオリン曲が特に良い
中世ヨーロッパをイメージした楽曲が多く、雰囲気作りに成功しています。
ヒロインが弾くバイオリン曲が特に良く、OPも物語に合っていて高品質。
サウンド面のレベルは高いです。
■ システム評価|標準的で問題なし。ただし回想スキップ不可
セーブ&ロード、バックログなど基本機能は揃っています。
ただし回想がスキップできないのは微妙。
ゲーム進行上の問題は特にありません。
■ 総評|ヨーロッパ幻想が好きなら“合格点”。綺麗にまとまった良作
全体的に合格点の作品。
ヨーロッパファンタジーが好きなら受け入れやすい内容です。
メインヒロインをクリアしないとストーリーが完結しない構成ですが、
全ルートを終えると「あーよかったなぁ」と思える綺麗なまとまり方。
選択肢も簡単で難易度は低め。
最近は難しい作品が減っているので、これはこれでアリ。
好きなキャラはステラ。
■ 総合評価:66点