【レビュー】ラムネ|普通の学園モノでここまで魅せる、ねこねこソフトの完成度
■ シナリオ評価|思い出と時間を共有する“ラムネ色”の物語
思い出の共有、時間の共有。
幸せは倍、悲しみは半減。
ラムネ色はエメラルド色、海の色――今回も“色”がテーマ。
本編はそれほど長くなく、『みずいろ』くらいのボリューム。
シリーズ4作目となる今作は、OHPに書いてある通り普通の学園モノ。
最近「普通の学園モノ」と言われても信用できない時代ですが、
本当に普通の学園モノでした。
ルートは4人。どれも良い話ですが、七海ルートのENDは物議を醸しそう。鈴夏も同様に。
● オマージュネタが多すぎてニヤリ
スペランカーでピクッとしたのは自分だけじゃないはず。
● 今回の“緊急回避”まとめ
- ガラスの仮面がみてる:今流行のアレ。
- じゃじゃ馬億万長者:クレイアニメ。妙に出来が良い。
- 野望2004 セガサターン版:なぜこんなに真剣に作ってるのか。
■ グラフィック評価|立ち絵は微妙だが、OPが全力すぎる
ねこねこにしては立ち絵がいまいち。
しかしOPが凄まじいクオリティで、
「ここに全勢力をつぎ込んだのでは?」と思うほどの出来。
素晴らしい。
■ ヴォイス評価|主人公以外フルボイス。ねこねこ声優陣の安定感
主人公以外はフルボイス。
ねこねこソフトお決まりの声優陣で、ポンコツぶりも健在。
■ サウンド評価|佐藤裕美のOPが南国テイストで心地よい
OPは佐藤裕美「なんてね76’s」。
陽気な南国テイストで、作品の空気に合っている。
サウンドに定評のあるねこねこだけあって、今回も良かった。
■ システム評価|標準装備+右下システムバー。設定反映だけ惜しい
セーブ&ロード、バックログなど基本機能は完備。
右下のシステムバーで大体の操作が可能。
ただしシステム設定の反映がいまいちなのが惜しい。
■ 総評|多恵シナリオが光る。普通の学園モノとしては相当レベルが高い
多恵シナリオが素晴らしかった。
もちろん七海ルートが悪いわけではなく、
多恵ルートの完成度とENDINGの綺麗さが際立っていた。
どのルートも良いENDINGで、普通の学園モノとしてはかなりレベルが高い。
気になったのは立ち絵の弱さと、緊急回避に“いつものアレ”がなかったこと。
毎回楽しみにしていたので少し残念。
ねこねこはファンタジーや伝奇モノが強い印象だが、
今回のような“おとなしいキャラ中心”の学園モノでも十分戦える完成度。
次回作はおそらく伝奇モノで、名前もまた“色”に関係するのだろう。
今回のラムネは“ラムネ色”ということでした。
好きなキャラは七海。
ポンコツはやっぱり好き。
■ 総合評価:79点
スタッフルームも必見。