【レビュー】ToHeart2 XRATED|18禁化で“完全体”へ。王道学園モノの金字塔は今も健在

【レビュー】ToHeart2 XRATED|18禁化で“完全体”へ。王道学園モノの金字塔は今も健在

■ シナリオ評価|ToHeartはToHeartであった──王道学園モノの完成形

○始めに○
PS2版とほぼ同様なので、昨年末のレビューをベースに加筆修正。

何年ぶりかわからないが、あの伝説のゲーム「ToHeart」の続編。
時系列的にはアニメ「Remember my memories」の後と思われる。

結論としては「ToHeartはToHeartであった」
これぞ王道という学園モノで、演出・シナリオともに魅せる良質なエンターテインメント。

焼きまわしと言われるが、それを理解できるということは、
結局みんなToHeartが好きなのだと思う。
自分はとても楽しめたし、気にならなかった。

オマージュ的な小ネタも多く、おっぱい占いなど笑える要素も健在。
キャラは9人で、一人3時間ほど。総計27時間ほどのボリューム。

● 追加キャラ・生徒会長ルートは“らしくない”が面白い

追加キャラの生徒会長ルートは、Leafらしくない現実的なラスト。
伏線に繋がらないフラグ立ちなど違和感はあるが、
シナリオ自体は問題なく面白い。

強烈なサブキャラ(卒業する元生徒会長)も“らしくない”が、
18禁版だからこその枠の無さが逆に新鮮。

● 総括:学園モノで出来ることはすべてやり尽くした

18禁化しても遜色なく、むしろより完璧なシナリオ運びに。
珊瑚ルートはHシーン追加のため後日談後に少し追加されているが、
メイドロボとHしてもいいじゃないか。素敵だと思う。


■ グラフィック評価|複数絵師の総力戦。Leafの人気絵師が本気を出した

複数絵師による総力戦。
これのおかげで次作の開発が遅れたと言われるほどの力の入れよう。

プレイして「これが良ければ他はどうでもいい」と思わせたら勝ち。
自分はそう思った。

偉大なるちゃん様を含むLeafの人気絵師が全力。
OP・EDのアニメーションもよく出来ている。


■ ヴォイス評価|変更なし。安定のキャスト陣

キャスト変更なし。
前作から考えると有名どころが夏樹リオだけなのは少し寂しいが、
全体的に安定している。

特に吉岡チルはナイスキャスト。ブラボー。


■ サウンド評価|下川直哉の本気。ED「ありがとう」は名曲

音楽に定評のあるLeaf。下川がいる時点で安心。
前作テーマ曲を劇中曲としてうまく組み込んでいる。

OPも良いが、ED「ありがとう」は名曲。
KOKIAの「ありがとう」を引きずるのはこの曲だと思う。

はじまりと終わり、告げるチャイムが、遠くで響くよー♪
下川GJ。


■ システム評価|基本システム。オートセーブが欲しかった

基本的なADVシステム。
オートセーブが無いので、選択肢を間違えてセーブしていないと戻るのが大変。

文字サイズが大きいのも気になる。
PS2版で問題だったスキップは改善されている。


■ 総評|由真は“慣れると味が出る”タイプ。18禁化で完全体へ

由真について少し。
最初うざいキャラっているじゃないですか。
スレイヤーズのアメリアが出てきた時のような感覚。
でも慣れると味が出る。由真はそういうキャラ。

好きなキャラ(シナリオ)は
由真 > ルーこ > 環 > 愛佳 > 姫百合 > 会長 > 隠しキャラ > このみ > 笹森

姫百合ルートはメイドロボをもっと掘り下げてほしかった。
笹森はルーツのキャラと被りすぎて観てられないのは自分の問題。

Hシーン追加の満足度は
由真(後) > ルーこ(中) > 環(中) > 愛佳(中) > 姫百合(後) > 会長 > 草壁(中) > このみ(後) > 笹森(後?)

たま姉はエロい。これはガチ。

前作が好きで王道についてこれる人なら、確実にやる価値あり。
18禁化でより完璧になった金字塔。名作。

■ 88点(クラスS)