【レビュー】この青空に約束を-|今年どころか“ジャンルの頂点”に届いた奇跡の一本

【レビュー】この青空に約束を-|今年どころか“ジャンルの頂点”に届いた奇跡の一本

■ シナリオ

「だから顔を赤らめるな。そういうのをツンデレって言うんだぞ?」
「違うから。それ全然勘違いだから」

短評:
「今年、このジャンルでこれを抜ける作品は出ないと思う。……今年で済めばいいんですけど」
「声優って偉大だわ……」

正直、「もう買ってやってください」としか言えない。
解説する気が失せるほど完成されていて、ここはただの儲ページ。
おめでとう戯画。ありがとう丸戸 with 企画屋。
他人じゃねぇ、自分で感じろ。


● 宮ルート

お嬢様×バカップルの王道。
このエロさは伊達じゃない。萌え死ぬ。
大家一年生イベントのフロートコメントは必見。
いいなぁ……この娘。

● 奈緒子ルート

「甘いものは脳の活動を抑制するから勉強中に間食なんて愚の骨頂って、ゲーム脳研究家が言ってましたよ!?」
折笠愛キャラの極致。これに始まりこれで終わる。
異論は認めない。ディベート上等。
どこまでも繋がっているよ、その空は。

● さえりルート

ヒロインモノローグと場面カットの冴え。
これぞ丸戸シナリオの真骨頂。
駄目っこ、だがそれがいい。とてもいい。

● 静ルート

「……さっきから役満でもあがるつもりか」
ウィットに富む三段論法。
そしてラストが……ほんと、やられる。

● りんなルート

「ゴール」
「砂浜でその台詞はやめろ……」
こおろぎキャラの破壊力。
このセリフ、何を指してるんだろうな……w

● うみルート

その弱さは、優しさに惚れた。


丸戸 with 企画屋は神になった。
笑いあり、涙あり。エスプリの効いた笑い。悲しい嬉しい涙。
すべてがこの作品で表現されている。

シナリオを語るなんて恐れ多い。完璧だから語れない。
自分で体験してナンボ。
良くても悪くても、それでいい。
自分はただ、気持ちの良い話だと思ったし、ある種の完成形を見た。

「家族計画」を思い出した。
あれも“別れ”が決まっているスタートで、身を寄せる感覚が似ている。
(※比べているわけではない)

エロゲって面白いなぁ。
久々に「出会えて良かった」と思えた一本。


■ グラフィック

OPは神月社。
画面エフェクト良し、キャラデザ文句なし、背景は草薙。
すべて良し。


■ ヴォイス

これぞ至高の声ゲー。

こおろぎ・折笠の名前を見た瞬間、嫌な予感がしたが杞憂だった。
ベテランの実力が桁違い。
表面だけの演技ではなく、言葉の重さ・深さを伝える力がある。

アニメ畑から降りてきてくれたことに感謝。
「また逢えたなぁ」と思えるほど嬉しい。
二人なしでは語れない作品。

折笠のうまさが光りすぎて眩しかった。本当に。


■ サウンド

戯画の小憎たらしいアレンジインスト。
ラストの ave;new の別れの歌。
どこを切ってもサウンドチームの仕事が素晴らしい。


■ システム

基本システム搭載で使いやすい。
主要キャスト攻略後に「約束の日」が開放され、
その後に茜ルートが解禁。
どちらも本当に綺麗な締め方。


■ 総評

100点は存在しないし、付けるべきではないと思っている。
残り1点は未来への期待。ここで終わらないように。

だが今回は出し惜しみしない。
過去最高点に相応しい作品。

今年最高。これ以上はない。
過去と比べる必要もない。未来は未確定。
大切なのは「自分がどう感じたか」。
それが価値。

シナリオ・絵・声・演出。
すべてが噛み合い、絶妙のハーモニー。

好きなキャラ:奈緒子
。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
ウワァァ—–。゚(゚´Д`゚)゚。—–ン!!!!
ありがとう折笠愛。

■ 99点 クラス S+

この適当な批評にめげず、ぜひプレイしてほしい。