【レビュー】夢見ヶ丘|“夢は現”…いやこれは悪夢。説明不足と迷走構成がすべてを崩した残念作

【レビュー】夢見ヶ丘|“夢は現”…いやこれは悪夢。説明不足と迷走構成がすべてを崩した残念作

■ シナリオ|説明不足・芯なし・超展開未満の“とんでも構成”

夢は現──いや、これは夢に違いない。
そう言いたくなるほどの踏み抜き感が強烈だった。

まず、シナリオが明らかにおかしい。
事象と事象を繋ぐ説明がなく、超展開というより説明放棄
物語に芯がなく、「何をしたいのか」が最後まで見えてこない。

尺が短いせいで展開が速すぎ、
「わけがわからない」のは当然と言えば当然。
延期してまで出した作品とは思えない粗さ。

● クロスチャンネルの舞台設定を“使い捨て”

群青というワードが頻繁に出てくるため、
クロスチャンネルの舞台設定を引き継いでいるように見えるが、
まったく活かされていない
意味がないどころか、むしろ邪魔。

コンプしても主人公の群青が何なのか不明。
舞台は瀬戸内海の丘が綺麗な島、
テーマは「人の心に響く思い・願い」らしいが、
ラストは投げっぱなし、もしくはBAD。

● ヒロインの謎が即バレする雑さ

ヒロインの抱える謎が即座に思いつき、そして当たる。
伏線でもなんでもなく、ただ浅いだけ。
ライターの力量不足が露骨に出てしまっている。

「何を見せたかったのか?」
逆にそこが気になってしまうほどの迷走ぶり。


■ グラフィック|OPは良いが、キャラデザは割り切りが必要

OPムービーは良い出来。
だがキャラデザは“こういうもの”と割り切るしかない。
抜き目的では厳しい。


■ ヴォイス|演技は安定している

声優陣は全体的に上手い。
ここだけは安心して聴ける。


■ サウンド|特筆なし

特に印象に残る曲はない。


■ システム|基本は揃っているが“重い”

基本システムは搭載されているが、動作が重い。
快適とは言い難い。


■ 総評|感動も萌えも燃えも“何もない”。ただただ困惑だけが残る

感動も萌えも燃えも、考えさせられるものも何もない
他人に勧められる要素が見当たらない。

もちろん感じ方は人それぞれだが、
自分の物差しで測っても「これはない」と言わざるを得ない。

作中で「大人の事情」という言葉が連発されるあたり、
制作周りの事情も察せなくはないが、
それでももう少し頑張ってほしかった。

がんばれフラシャ。がんばれ。

好きなキャラ:なし
■ 55点(クラスC)

このゲームをプレイした人が全員( ゚Д゚)ポカーンとならないことを祈る。