■ まえがき ■
YouTubeを介しての漏れ的、2011エロゲムービーBEST10を決めました。
漏れが勝手に決めたBEST10なので、過分に偏見が含まれていることもご了承ください。
と、一応言いますが、好きな人も多いはず、「あ~これ見たかったんだ」と思いましたら、これ幸い。
良いものは変わらなく良いものですし、自分がまだ見ぬムービーに心踊る気持ちを理解していただければ幸いです。
そして、消されたらごめんなさい。
「ゲームタイトル」 [メーカー/歌手名/曲名]
の順での表記となっております。
・参考URL
ErogameScape-エロゲー批評空間- POVより 「ムービーが良い」
・ノミネート作品
勝手に、2010年上半期 エロゲOPムービー ノミネート作品
勝手に、2010年下半期 エロゲOPムービー ノミネート作品
・リンク
ウチでも選んでみた、2010年のよかったエロゲムービー [犀の目工房]様
☆ 第一位 ☆
「魔界天使ジブリール4」 [Frontwing/U/新生時 ~この恋ときみとあたし~]
2010年のトップはこれ。渡辺明夫OP、もうそれに尽きる。
化物語で市民権を得たように妄想する、腰振りではなくケツ振り。
画面一杯にキュートなキャラが踊り楽曲に合わせてシーンを彩る。
UのOP楽曲もそのpopさを後押ししていたし、何より耳に残る。
しかし……、これが抜きゲーだと初見の方は想像できないだろう。
☆ 第ニ位 ☆
「ななプリ。」 [TOPCAT/KIYO/Finsce’al]
この一見地味なムービーが今年の二位である。
しかし見て欲しい、このセンスを。モノトーン、モザイク調のムービーではあるがこのスタイリッシュぶりときたら・・・・・・もう!楽曲のハイトーンシーンとリンクする画面の波紋に更にしびれる。
アニメーションではない今年のOPではダントツで一番の出来である。
☆ 第三位 ☆
伝統と安心のまっくんのスピード感溢れるOPを携えて、OPムービーでこの業界駆け上るランプが登場。
後だしでちょっとアレかなとも思うけれど、シルバーリンク提供のアニメーション強化版。
にしても、奥井雅美はすごい。物語の質がこの手であればエロゲーでも違和感なし!
☆ 第四位 ☆
佐倉の楽曲もさることながら、ROOTの金をかけたOPはやはり見ごたえがある。
キャラでも楽曲でもなく純粋にムービーに見惚れる。カメラワークの構図がすごい。
ラスト間際、折り重なる二人がそれまでの進行との対比で違和感があるが、その結末に思わず唸る。
☆ 第五位 ☆
実にうまく作られている、片倉キャラのCGをバックに紙芝居が行われている。
冒頭のしずくのシーンから、桜吹雪の中をワゴンが疾走するのは見ていて気持ちがいい。
DEARDROPSのストリングスも強く印象付けられる。
☆ 第六位 ☆
中盤までの矢印系派生ムービーだが、特筆すべきは画面の引き構成。
ズームアップで焦点を合わせていくムービーは今年も多いが、全体を通して引いて魅せるのはめずらしい。
LarvalStagePlanningの楽曲に合わせて可愛いSDキャラの横移動もなかなかの見もの。
☆ 第七位 ☆
「シュガーコートフリーク」 [littlewitch/桜川めぐ/初恋carnival]
やはりこのムービーと言ったらサビの舞踏会シーンだろう。
その意味でこのアニメーションは議論の余地なく素晴らしい出来ではあるが、
しかし、何より大槍葦人キャラの再現性の高いアニメーションであることが重要なのかもしれない。
☆ 第八位 ☆
「恋神 ‐ラブカミ‐」 [PULLTOP/原田ひとみ/春調-はるいろ-]
厳かな篳篥から始まるムービー、和洋折衷が多い中の純和風作品。
そのテイストで最後まで行くだろうと確信して見ていると、何故かSDキャラが踊る。ここだけが・・・。
とは言え、その3Dモデリングのアニメーションというのは珍しいし、よく出来ている。
☆ 第九位 ☆
その年に一本はこの手のムービーがあってもいいと常日頃思う。
メーカーとしてはアレなのだけど、かっこよさが光る。
そんな特化型ではあるけれど、是非見て欲しい。板野サーカスも抑えているし。
☆ 第十位 ☆
エスクードのOPと言えば、ふぃぎゅだが、このアニメverのムービーはその調はない。
無論1;00から始まる怒涛のアニメーションもさることながら、作品を伝えようとしてくる構成は
なかなか好感度が高い。切り替えもかっこいい。
☆ 選外 ☆
「PrismRhythm」 [Lump of Sugar/佐倉紗織/Pure My Voices]
「se・きらら」 [native/橋本みゆき/セキララ]
「Muv-Luv Alternative Chronicles 01」 [age/GRANRODEO/Once&Forever]
今年もノミネートの数を増やしたのでもれる作品が続出。
その中でもこれはなんとかしたいという三本を選出。
ランプは今年二本ということになるが、実に安定してきた、ムービーは。無料のse:きららとageはあと一歩。
■ あとがき ■
お気に召して頂ければ、これ幸い。
年々その質が安定し、方向性も多様化していく中で、アニメーションの力が発揮し始めた。
その中で、たった10個を選ぶというのは存外難しい。
作品との兼ね合いで光るモノがあれば、楽曲一点突破もありうる。
たとえ、作品をしらないとしても映像の中から感じ取れるものというのは実に多い。
店先から、店内までディスプレイが存在する街頭でも、古ぼけた雑居ビルの中にポツンと露出されている、
そんな環境でも一際目を引く存在でありたい筈。メーカーの心意気と下心を乗せては繰り広げれる映像美。
今までもこれからも、本編外の見所、買いどころとして機能して欲しいし、
ユーザーを楽しませて欲しいものである。
また2011年も既にというところではあるけれど、ジェリーフィッシュあたりそろそろなんとかして欲しい。